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2018/12/17 (Mon.)

2011
06
01

トラッカーとダートトラッカー


TWやグラストラッカーをベースにしたバイクの
カスタムジャンルに「トラッカースタイル」というものがあります。


これはビッグスクーターの直前に流行したストリートファッションの一部で、
ベイツライトなどの小さい丸型ヘッドライト、太いブロックパターンタイヤ、
異状に長いスイングアーム、フラットでペラペラのシート、
極端なアップハンドルといった具合で
走行性能を度外視した街乗り専用のファッションスタイルです。

これが↓トラッカースタイルと呼ばれる
758d414a.jpeg
















トラッカースタイルの語源は
主に米国で人気の高い「ダートトラック」という競技から来ています。
これはやわらかい砂を敷き詰めたフラットなオーバルサーキットで行われる
オフロードレースの一種で、発祥はモトクロスなどよりも古く歴史のある競技です。
頑丈でシンプルなネイキッドに似た風貌の車両に専用のダートトラックタイヤを履き、
細身のフロントタイヤに太いリアタイヤ、フロントブレーキは取り除いてあり、
全てのコーナーでリアタイヤを滑らせバイクが横になった状態の物凄い角度で
豪快に走り回るのが特徴です。







このような特殊な競技車両を模して作られたのが、
ホンダのFT400やFTRといったトラッカーバイクになります。

しかし、
数年前 日本でストリートを中心に流行した「トラッカースタイル」という
カスタムでは ベースこそトラッカーバイクでありながら、
本来の競技車両の方向性とは真逆とも言えるような乱暴な
変更が施されます。おそらく彼らが手本にしていたカスタムバイクというのが、
ダートトラックバイクではなく、 それ以前から根強いファンの多い
「アメリカンクルーザー」「チョッパー」や「ローリング族」といったものであり、
本来の起源などには大して目もくれず なんとなく自分達の知っているカスタムを
ごちゃ混ぜにして とにかく個性を出そうと乱暴にパーツを取り付けていったのだと思います。
そうしているうちに本来の意味とは別の「トラッカースタイル」という、
わけの分からない デザインのみを重視したファッションカスタムが確立されていったのでしょう。

この奇妙な「トラッカースタイル」という現象だけでなく
我が国で時々 独自に流行するバイクのカスタムスタイルを観察すると、
どれもこれも ある一定の価値観に根ざしているのではと私は分析します。

それはアメリカの元気な若者や無法者への憧れです。
近年流行したビッグスクーターやチョッパー、アメリカンにトラッカースタイルなど、
どれを見てもローアンドロング、走行性能を振り返らず
特異なフォルムで目立とうと必死になっているようなカスタムに見えます。


決してファッションとしてのバイクを否定する気はありませんし、
個人的にもハードコアに改造されたチョッパーバイクは好きです。
ですが、自分の愛車に対して 大して調べもせず
本来の起源や機能性を知らないままに、なんとなくそういうスタイルがあるから真似てみる
というような改造の姿勢には 反対です。

一見何も考えていないように見えるハードコアなチョッパーバイクのオーナーでも、
話を聞いてみると走行性能の低下やそれによる危険性、操作性の変化、
頻繁なメンテナンスの重要性を しっかりと認識しその分 気を使って乗っている方も多く、
「それでもあえてこうしたい」という強い志向があるからやっている様です。


カスタムをするということは多かれ少なかれそういう事ですので、
ちゃんと理解したうえで‘あえて’自分の目指すバイクを作っていきたいものですね。

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2011/06/01 (Wed.) Comment(0) バイクコラム

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