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APE50(FI) PGM-FIについての考察
~エイプ50FIのインジェクション機構について~
ご注意:これは管理人がサービスマニュアルとネット上の情報を元に
個人的に作成した考察であり、その内容には間違いがある
可能性も充分あります。
HONDA PGM-FI
「各種センサとその役割」
O2センサ
排出ガス内の酸素濃度を計測し
その情報から燃料噴出を調整することで空燃比を一定に保つ。
急激なアクセル開閉操作を行った際の開弁補正を行う。
油温センサ
エンジンオイルの温度上昇を感知して燃料噴出を調整する。
油温が100℃を超えると意図的にパワーを絞る命令を出し、
エンジン本体の焼き付き・損傷を防いでくれる。
吸気圧力センサ
吸気負圧を検知し 吸入空気圧を推定することで
エンジンの空燃比を最適に保つ。
スロットル開度センサ
ライダーのスロットル操作を数段階の開度で検知する。
吸気温度センサ
取り込んだ大気の温度を検知し燃料噴出を調整する。
バンクアングルセンサ
車体の転倒を感知しエンジンを強制停止する。
転倒はECUに記録され履歴として残る。
「命令伝達と記録」
O2センサ以外の検知情報は一度ECUに電気信号として送られ、
そのデータと過去の記録を元にECUが燃料噴出量と
タイミングを割り出す。その後O2センサからの検知情報を参照し
規定範囲外であれば燃料噴出を補正するよう命令を出す。
このように検知された情報と それによってECUが判断した
燃料噴出量・タイミング等はECUに随時記録され、
そういった過去のデータも参照しつつ最適な燃調を割り出している。
2011/05/19 (Thu.) Comment(0) エイプ50日記
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